運命が紡いだ物語
実の両親の命日はちょうど土曜日で、翔大のサッカーも休みだったので二人で電車に乗って
実の両親のお墓がある近くまでやってきた。

お父さんに道を教えてもらっていたので、私たちは迷わずお墓につけた。

そして、ついに

『新井家のお墓』

と書かれているお墓を見つけた。

私の前の名は、

新井あみ。

あみという名前がどういう漢字を書くのか私は知らない。

花という名前がある今、私はどんな字を書くのかまったく気にしていなかった。

「ここだな・・」

「うん。」

私はお墓に手を合わせた。
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