運命が紡いだ物語
「あなたたちは、兄妹?」

「えっ・・」

私はその質問に動揺してしまった。

「はい。俺たち双子なんです。」

翔大は何を言われてもいつも冷静に答えてくれる・・。

すごいな・・

「そうなのね。私の子供も双子なの。」

お子さんがいるんだ・・

「そうなんですか。」

そんな話をしながら私たちは望月さんの家に来た。

「ただいまー。」

望月さんがそう言うと、

「「おかえりなさいー!」」

と、男の子と女の子が出てきた。

小学高学年くらいの子たちだった。

「お母さんこの人たち誰?」

「絵里おばちゃんの知り合いの子たちだよ。」

そういって私たちを中に入れてくれた。
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