運命が紡いだ物語
遊園地に着いた・・。

最後って思うたびに胸がすごく苦しくなる。

それでも今日はめいいっぱい楽しもう!!

今日だけはどんなにつらくても笑顔でいよう!

私は自分に言い聞かせた。

「結構混んでるね・・。
最初、何に乗る?」

陽向は周りを見渡しながらそう聞いた。

日曜日ということもあってか遊園地は結構混んでいた。

私は乗りたいものが決まっていたから、陽向にある提案をした。

「今乗りたいと思ってるものせーので言ってみない?」

「いいね!」

「じゃぁ行くよ!
せーの・・。」

「「ジェットコースター!!」」

プッ

ハハハハハッ

こんなに合うとは思わなくて2人ともおもわず吹き出してしまった。

自分でも驚くくらい私は心から笑えていた。

「じゃぁ、ジェットコースタ行こっか!」

「うん!」

ジェットコースター乗り場に行くと案の定行列ができていた。

「結構並んでるね・・。」

最後尾に並んだ私は、なんか陽向に悪いような気がしてきた・・。

「意外とすぐだよ!」

そういって陽向は私の頭を撫でてくれた。
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