運命が紡いだ物語
それからもいろいろな乗り物に乗ってお昼を食べた。

お昼を食べ終わった私たちは、私の希望で二人でメリーゴーラウンドに乗ることにした。

この前4人で来たときは、翔大と陽向は恥ずかしいから乗らないと言って乗ってくれなかったから・・。

どうしても見たかった・・。

陽向がメリーゴーラウンド乗ってる姿が・・・。

だって絶対かっこいいから。

私たちは隣どうしの馬に乗った・・。

「やっぱり結構恥ずかしいな・・。」

そういって照れている陽向だったがすごいかっこいい・・・。

まるでどこかの国の王子様みたい。

そんなベタな例えしか出てこないけど、
本当にかっこよかった。

動いている時も私はずっと陽向を見ていた・・。

目に焼き付けておきたかったから。

「花・・。
見すぎ・・・・。」

降りた後、陽向はそう言うと照れたようにうつむいた。

「ごめん。
かっこよかった・・よ。
陽向。」

「・・反則。」

陽向は赤い顔をして、私の手を握った・・。

ぎゅ

手のぬくもりが今日はいつもより優しい感じがした・・
< 264 / 401 >

この作品をシェア

pagetop