運命が紡いだ物語
「花・・?
どうかした?」

「大丈夫。
私、陽向のこと好きになれてよかった・・。
本当に・・。」

これは私の本心だった・・。

陽向のくれた幸せの日々は私にとってかけがえのないものだから・・。

「俺も、花を好きになってよかった。」

「私、この前は恥ずかしくて言えなかったんだけど・・
私は、陽向と翔大と結愛の4人で遊園地に来たあの日に、
陽向のことを好きになったの。」

「えっ、
そうだったんだ。
結構前から、俺ら両思いだったんだな・・」

「うん。
陽向と付き合えてよかった
本当にありがとう。」

どうしても今日この観覧車でお礼を言いたかった。

直接・・

「俺も、ありがとう。
俺と付き合ってくれて・・
これからもよろしくね・・。」

頂上に差し掛かり陽向と私はキスをした。

私たちは景色を見ながら観覧車を楽しんだ。

今日のこの景色も私にとって忘れられないものになるだろう・・。

陽向にとってもそうなるといいな・・・。

『これからもよろしくね』

その言葉が今の私の心に刺さった・・

そして、帰ることになり陽向の家の最寄り駅に着いた。
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