運命が紡いだ物語
ブッブー

その時、突然携帯が鳴った。

何かと思って携帯を見ると・・

陽向からだった。

そこには・・

『これが花の望みなら俺は花と別れるよ・・
でも、何かもし悩んでいるなら一人で抱え込まないで?
俺はたとえ別れたとしても、あきらめの悪い奴だと思われても
ずっと花のことを好きな気持ちは変わらないから・・
花は嫌かもしれないけど、これからも友達としてでいいから
仲良くしてくれると嬉しいです。
夜遅くにごめんね。
陽向』

と書いてあった・・

涙がこらえられなくなった私は、そのままベッドに顔を埋めた。

声が漏れないように、必死に顔を覆って
私は泣いた・・

携帯を強く握りしめたまま、

陽向の愛を胸に抱きしめたまま、

私は一晩中泣きはらした・・。
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