運命が紡いだ物語
そのあとも着々と準備を終わらせた私は、
いつものように結愛との待ち合わせ場所である駅に向かった。

あっ、結愛だ・・

待ち合わせ場所に立っている結愛を見つけた。

結愛に心配をかけたくなかった私は、
精一杯の笑顔を作った。

「おはよう!
結愛。」

「お、おはよ・・。
花?
どうしたのその顔・・。」

やっぱり、気づいちゃうよね・・

「昨日ちょっとドラマみてたら感動しちゃって・・」

すぐにでもばれそうなうそをついた。

そのまま私たちは電車に乗り込んだ。

いつもと同じ、学校の最寄り駅で電車を降り、
学校へ向かう道の途中で私は結愛に陽向と別れたことを話した・・

「結愛・・。
私、陽向と別れた・・・。」

「えっ・・・・、
うそでしょ・・・。」

結愛は歩みを止め私のほうを見て固まっていた・・。
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