運命が紡いだ物語
私はその夜、初めて実の母さんが書いてくれた手紙を読んだ。

不思議な感じだった・・

でも母さんが私のために書いてくれたんだと思うと、

すごくうれしかった。

読んでいくうちに、私の目には自然と涙がたまっていた。

手紙を読み終えた私は、いまだ怖くて開いたことのなかった日記を開いた。

1ページ目を開いた私は驚いた。

そこには生まれたばかりの赤ちゃんの写真が貼ってあった。

その写真は紛れもなく私の赤ちゃんの時の写真。

写真の下には、

『命名
新井“あみ”』

と書かれていた。

私は自分の小さい時の写真を見たことがなかった。

だから、とても新鮮だった・・

それからも集中して日記を読んだ。
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