運命が紡いだ物語

サッカーの試合

それから１週間、私の心は何も変わらず暗いままだった・・。

「今日、昼休み話したいんだけど時間もらえる？」

ある日の休み時間。

川瀬君からの突然の誘いにびっくりした。

「・・う、うん。いいけど・・。いきなりどうしたの？」

「じゃぁせっかくだから３人でご飯食べよ！」

隣にいた結愛がうれしそうにそう言った。

え・・？

そして昼休み、中庭で３人でご飯を食べた。

変な組み合わせで
違和感がすごかった・・。

「今週の日曜日、３人で出かけない？」

えっ・・

３人で・・！？

どういう風の吹き回し・・？

川瀬君が誘ってくれたのは嬉しいけど・・

私は、そんな気分じゃないから断ろうと思った。

まあ、私が断らなくても結愛は嫌がるだろうから、大丈夫だと思うけど・・。

「いいね！３人で・・！
映画とか観に行きたい！！」

「おっ！いいな！
映画。俺も観たい！！」