運命が紡いだ物語
チームメイトにもまれながら俺はふと顔を上げた・・。

えっ、うそだろ・・・。

俺の目線の先にいたのは、
花だった・・・。

しかも、花も俺のことを見てくれてる・・。

もしかして、試合見てくれてたのか・・?

さっき聞こえた声は本当に花の声だったのか?

俺は嬉しくて、花にありがとうの意味も込めて笑いかけた。

すると、それに答えるように花は満面の笑みで俺を見てくれた・・。

俺がずっと守りたかった笑顔。

俺が愛した笑顔。

すぐに先輩方にもまれて、花は見れなくなってしまったけど、さっきの時間、あの時間だけは俺たち2人だけの時間が流れていたような気がした・・。

俺はすごくうれしかった。

正直、夢なんじゃないかと思うくらい・・
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