運命が紡いだ物語
ジリリリ

目覚ましの音を聞いて目を開けた。

目が覚めても自分の体は熱いままだった。

朝を迎えてもつらい体を無理やり起こして、家族にばれないように元気なふりをして学校へと向かった。

いつもと変わらない結愛の態度に安心しつつもだんだんと辛くなる体にため息しか出なかった。

2時間目が終わり、一息ついたころ私はようやく次の時間が体育だということに気が付いた。

正直もう体力は限界。

でも、見学もめんどくさいから出ることを決めた私は結愛と更衣室に向かった。

「今日の体育サッカーだって。」

サッカーか・・。

「そうなんだ・・。」

キーンコーンカーンコーン

はぁ、やば・・・。

準備体操だけで疲れた私はこれからサッカーをすることに不安しかなかった。

私たちの番になりコートに入った私たちは
笛の音によりプレーを始めた。

5分くらいプレーをして

あっ、いけるかも

そう思った時だった。

グラッ

視界が大きく揺れたやばいと思った時体に強い衝撃を感じ私は意識を手放した。
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