運命が紡いだ物語
『悩んでることはないよ・・。
でも、離れてた時間が長くてつらかったから、
花のことがすごい恋しい。
ってなんかきもいな。
俺・・』

「きもくなんかないよ!
私だって、すっごいうれしい、陽向とまた付き合えて・・
でも、陽向が傷ついてるんじゃないかって不安なの。」

やっぱり今までみたいには付き合えないのかな?

私たちの関係が少しだけ変わっちゃったような気がしていた。

『不安に思わなくていいよ。
って言いたいけど、俺も花の気持ちがわかる。
俺も、花が傷ついてるんじゃないかって不安に思ってるから・・
こういうのも含めて2人で乗り越えよう。
だから、花も不安に思ってることがあったら言って?
俺も言うから。』

そうだよね。

変わったからこそ私たちはより関係を深めることができる気がする。

「ありがとう。陽向・・」

やっぱり陽向の言葉は私を安心させてくれる。

『でも、
これだけは言わせて・・?
俺は花とまた付き合えたことが何よりもうれしい。
花と一緒に幸せになれるなら、どんなつらいことでも乗り越えたいって思ってるよ・・
俺は何があっても花のことが好きな気持ちは変わらない。
これだけは覚えといて・・?』

私は涙が止まらなかった。

私は何を不安に思ってたんだろう・・

「あ・・・りがと・・。
私も、ずっと陽向のことが好き。」
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