運命が紡いだ物語
「ありがとな。
翔大・・。
翔大と牧原さんってほんと似てるよな。
牧原さんも同じこと言ってたよ。翔大と坂下さんが結ばれてほしいって。
まぁ、双子なんだから似てるのは当たり前か。」

「似てる・・・か・・。」

翔大は、意味深な表情をしていた。

「えっ?」

「あっ、いやなんでもない。そうだ、陽向今週の日曜日空いてる?」

そんなこと翔大が聞いてきたのが初めてで俺は驚いた。

「何?いきなり。別に空いてるけど。」

「部活休みだからよかったら出かけない?」

「えっ、いいけど。翔大と?」

「うん。俺と陽向と結愛と花の4人で。
4人で出かけたことないだろ?」

4人でか・・。

なんか楽しそうだな・・。

でも・・・

「そうだね・・。まあいいけど。
ていうか、いいのか?
二人きりじゃなくて。」

「まぁ俺にいい考えがあるから。任せてろ。」

そう得意げに言う翔大に俺は嫌な予感しかしなかった。

いい考えってなんだ?

牧原さんと坂下さんも了承し、俺たちは四人で出かけることにした。

行き先は坂下さんの提案で遊園地に行くことになった。
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