運命が紡いだ物語
遊園地に行く日の当日。

翔大のお母さんが車に乗っけてくれるということで俺は待ち合わせ場所の学校の最寄り駅で待っていた。

俺は牧原さんと学校以外で会えるのをひそかに楽しみにしていた。

「お待たせ!」

そう言って車から降りてきたのはいつもテンションが高いのに今日はよりテンションの高い翔大だった。

「わざわざすいません。咲野です。今日はよろしくお願いします。」

「いいのよ。じゃあ出発するわよ。」

翔大のお母さんはとても気さくな人で車に乗ってる間も、ほんとに和気あいあいとした時間だった。

「ありがとね。お母さん。」

遊園地について牧原さんがそう言った。

「「ありがとうございました」」

俺と坂下さんも翔大のお母さんにお礼を言った。

「じゃぁまた帰り連絡するから!
お迎えよろしくお願いしまーす!!」

翔大がふざけたように言った。

「はーい!
じゃぁ4人で楽しんでね!!」

同じように翔大のお母さんもそういった。

翔大とお母さんはなんだか似ている感じがした。

牧原さんはお父さん似なのかな・・。
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