運命が紡いだ物語
「何か乗りたいものある?」

二人になって俺は牧原さんに聞いた。

牧原さんも絶叫系とか苦手なのかな・・。

「うーん・・・。あっ、あれ乗りたいな!」

そう言って牧原さんが指さしたのは・・、

えっ・・・

スリル満点のジェットコースターだった。

「結愛が絶叫系苦手なんて知らなかった・・。
私絶叫系大好きなんだよね!」

「そうなんだ!俺も絶叫系好きだよ。
でも牧原さんが絶叫系好きなんてちょっと意外かも。」

俺は結構驚いた。

でも、牧原さんと好みが合ったことがうれしかった。

「そう?
私、昔から好きなんだよね。こういうの。
翔大は、ああ見えてそんなに得意じゃないんだよ。絶叫系。」

「そうなの!?」

そっちも意外・・。

翔大はてっきり絶叫系しか乗りません!みたいなタイプかと思ってた・・。

「うん。
だから私は絶叫系も好きだけど、さっき乗ったヘリコプターみたいな乗り物とかも大好きなんだ。」

「そっか。」

俺は牧原さんのこういうところが好きだ。
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