運命が紡いだ物語
それから5時半に結愛たちと連絡を取り遊園地の入り口で待ち合わせをした。

先に入り口についた私たちは近くにあったベンチで待つことにした。

「牧原さんのおかげでめちゃめちゃ楽しい思い出ができたわ!」

笑顔でそう言ってくれた咲野君を見て私はうれしくなった。

今日は本当に楽しかった・・

「私も、すっごく楽しかった。ありがとね。」

「いや、お礼を言いたいのは俺のほうだよ。話まで聞いてもらって。なんかすっきりしたわ。」

私でも咲野君の役に立てたのかな・・・

「よかった・・。
これからは一人でため込まないで誰でもいいからつらいことがあったら話して。
もちろん私でもいいし。」

「ありがと。」

そんな会話をしていると、手をつないだカップルがこっちに向かって歩いてきた。

「お待たせ!待った?」

そういって歩いてきたのはもちろん翔大たちだった。

「大丈夫。
楽しめた?」

「うん。」

結愛と翔大が目を合わせてるのを見るとどうやら楽しかったみたいでほっとした。

お母さんに帰りも迎えに来てもらった。
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