運命が紡いだ物語
「そんなことよりはやく食べようよ、お昼ごはん。
もうお腹ペコペコ。」

しびれを切らしたのか結愛はそう言った。

でもこの会話が早く終わって欲しかったからよかった‥。

「ごめんごめん、結愛。
じゃあ私たちは向こうで。」

「せっかくだから4人で食べない?」

翔大の誘いに咲野君もうなずいていた。

えっ‥。

いやでも、お邪魔なんじゃ‥

「いいの!?」

そう嬉しそうに言った結愛に便乗して私もお邪魔させてもらった。

それから、私たちは4人お昼を食べ始めた。
意外と話も盛り上がって楽しかった。

咲野君は思っていたよりもずっとしゃべりやすい人だった。

よっぽど楽しかったのか、
結愛はご飯を食べ終えると明日からも4人で食べようねと言った。

それに、私をはじめ翔大も咲野君も賛成した。

それから私たちは毎日4人でお昼ご飯を食べるようになり、咲野君とも距離が、縮まっていった。
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