運命が紡いだ物語
それから私たちはそれぞれの家路についた。

「花・・。ちょっと話さない?」

帰り道の途中で、結愛が私にそういった。

「もちろん!」

「じゃぁ俺帰るよ・・。また明日。結愛。」

そういって翔大は家に帰った。

私は少し不思議に思っていた。

なんで翔大は帰るといったんだろう?

結愛のこと翔大はすごく心配してるはずなのに・・。

私と結愛は近くにあった公園のベンチに座った。

「結愛・・?どうしたの?」

「昨日、お父さんと喧嘩したって言ったでしょ・・。」

「うん・・。昨日って確か・・。」

あっ!!

翔大と結愛がデートしてたんだ!

翔大の部活が終わってからだから夕方くらいだったような・・。

翔大が帰ってくるのが遅くて、お母さんがちょっと怒ってたっけ・・

でも、デートだったって言ったらすぐ機嫌を直したお母さんがちょっと面白かったから覚えていた・・。

それが喧嘩と関係が・・?
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