小指
「コツがつかめれば
絶対上達すると思ったよ」
夜の公園で
智くんが励ましてくれた
明日は球技大会当日
智くんとは地元が一緒だから
夜の練習に付き合ってくれた
本当はバスケの自主練があるだろうに
文句も言わずに
練習に付き合ってくれた
『佐伯さんのことだから
家に帰ってからも
練習するつもりでしょ?』
なんて帰りがけに智くんに言われた
チーム練習が終わり
帰ろうとしたときに言われた言葉で
つい正直に頷いてしまった
すぐに否定した
だって絶対に
「その練習、俺も付き合うよ」って
言うのがわかってたから
案の定
優しい智くんは
私の練習に付き合ってくれた
中学のときからそうだよね
すごくイイ奴で
断れないの
だからチョコを渡した私を
断れなかったんでしょ?
絶対上達すると思ったよ」
夜の公園で
智くんが励ましてくれた
明日は球技大会当日
智くんとは地元が一緒だから
夜の練習に付き合ってくれた
本当はバスケの自主練があるだろうに
文句も言わずに
練習に付き合ってくれた
『佐伯さんのことだから
家に帰ってからも
練習するつもりでしょ?』
なんて帰りがけに智くんに言われた
チーム練習が終わり
帰ろうとしたときに言われた言葉で
つい正直に頷いてしまった
すぐに否定した
だって絶対に
「その練習、俺も付き合うよ」って
言うのがわかってたから
案の定
優しい智くんは
私の練習に付き合ってくれた
中学のときからそうだよね
すごくイイ奴で
断れないの
だからチョコを渡した私を
断れなかったんでしょ?