Black Sapphire 1【大幅改変&更新中】
ただ、こんなにも生徒に寄り添う先生は初めてで普段無表情が基本装備の私が内心かなり戸惑っていたのは内緒だ。

「さぁ!教室に着きましたよ!長かったですね〜。」

うん、かなり長かった…多分7分くらいかかったのではないか。

やはり、校舎内の壁も真っ白で統一されてるみたいだ。私には居心地が悪い…何故か黒が欲しくなる。私だけがその空間で浮いているような感覚に陥りそうだ。

頭を振って思考をかき消した。



教室の中はガヤガヤと騒がしい。
ここは教室棟3階、1-Aから1-Hまであるクラスの内の中間に位置する1-Dである。声がデカすぎてここまで会話が聞こえてくる。…私は喧しいのは嫌いなんだが。

会話の内容についてはメイクの話と下ネタとだけ言っておこう。


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