Black Sapphire 1【大幅改変&更新中】
「『Ruby』のメンバーが『Sapphire』の領域で殺られたという事実は、抗争の火蓋になりかねないんです」
どうやら私が『Ruby』の奴らを殺ったのは言った通り不味かったらしい。
「それと、これを見てください」
鳳がパソコンの画面をこちらに見せる。そこに書かれていたのは
「『探せ』…?」
黒い背景の画面に、私の顔が載っていた…恐らく隠し撮りだろう。画面をスクロールすると、『捕まえた方には謝礼金100万円をお渡しします、では健闘を祈ります』と書かれている。
「…なにこ、れ」
私の隣からサクラの震えた声が聞こえてきた。私はいつの間に写真を撮られていたことに若干の気持ち悪さを感じつつも、面倒臭いことになったな…と、呑気なことを考えていた。