セキツイ動物
それと同時になにもできない自分が憎らしかった。
もっと、お母さんをお手伝いしていたら。
もっと、お母さんと話していたら。
もっとお母さんを励ましてあげたら。

もっと、病気について学んでいたらー。

もしかしたら、お母さんは助かったかもしれない。

特にお母さんを苦しめた薬について学んでいたら、
お母さんが体力を奪われず、元気になっていたかもしれない。

後悔が次々と押し寄せる中、私は強く思った。
副作用のない薬の作って、お母さんのように苦しむ人を減らしたいとー。
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