Fall -誘拐-
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「・・・・・オネガイジマズ・・
・・ダズゲデクダザイ・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・ダズゲデ・・・・。」
「ずっと探してた。」
「・・・・・・・・・・。」
「ずっと探してたぞ・・・・
ダースモールさんよ・・・。」
「!?」
「・・・ようやく思い出したか?」
「・・オマエ・・・アノトキノ・・・・。」
「この17年・・・脳裏に焼き付けたお前の顔だけは一日たりとも忘れなかった。
23区・・ずっと歩き続けて・・
雑誌という雑誌、広告という広告・・・手当たり次第全て見続けて。
全てはお前を探す為・・・・
・・・・東条さんの仇・・・
リカをどこへやった!!!?」
「・・・シラナイ・・・・ホントニ・・
デンワ・・シタ・・ダケ・・・
・・・・ウワァァぁあああ!!!
痛い痛い痛い!!」
「覚えてないとは言わせないぞ・・?
人間の脳はそんなヤワじゃない。
・・・・・・・死ぬ気で思い出せ。」
「あぁあああぁあぁ痛い!痛い!!」
「お前言ったよな?
横浜駅のコインロッカーへ行ったら、
自分と同じように3人の男がいたって。」
「いた!いた!!」
「誰だ?」
「・・・・・・!!」
「まさか当時、そいつらと一言も会話を交わさなかったなんて言わないだろうな?
・・思い出すのに刺激が欲しかったら、
もう1度スタンガンをぶち込む。」
「・・・・・・ヤメロ・・ヤメテクレ・・!!」
「・・・お前が覚えてる事を全部話せ。」