Fall -誘拐-
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確かにカラーコーンが不自然に3つ並んで置かれていた。
「リカ・・リカ・・・!!」
「では黒部さん。
よろしくお願いします。」
「・・・・!!!」
車を停めた黒部さんが、現金入るボストンバッグを持って車を降りた。
「東条さん。こちら新谷。」
「どうぞ。」
「ちょうど良い場所がありました。
双眼鏡でそちらの様子も確認できます。」
「助かる。下手に顔出すとバレるから、
俺は引き続きこの態勢で隠れてる。
何か動きがあったらすぐに飛び出すから連絡してくれ。」
「了解です。ちょっと暗いですが・・
そちらの停車位置から100m程直進した先に、
カラーコーンと思われる物が5つ置いてあります。
現在黒部さんがそこに歩いて・・今止まりました。」
腕時計で改めて時間を確認する。
誤差は10分以内に抑えられた。
「あとは犯人の登場を待つだけか・・。」
「・・ですね・・・。」
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