幼馴染との正しい距離感
「…」

…ま、いいや
とりあえず私は顔洗って着替えてこよう


微動だにしないこーくん


そのまま放置してベッドからおりようとして


「……へ?」


ぐいっと後ろから手首をひかれて

再びベッドの上に逆戻り


「……どこ行くの?」

「……おはよう、こーくん」



薄く開いたこーくんの瞳に
びっくり顔の私がうつる



こーくんに抱きしめられて



しかも超至近距離で見つめられて



心臓がどきどきうるさい

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