幼馴染との正しい距離感
私とこーくん


……両思い?


「…」


言われた言葉が信じられなくて

夢をみてるみたいな感覚になって



……むしろ、ほんとに夢をみてるんじゃ……




「……こーくん、これ夢?」



「…夢かどうか試してみる?」



にっと少し意地悪な笑顔を浮かべてこーくんは



「!」



私の唇を奪った



「っ、」


触れた唇からこーくんの熱を感じる



「っ、こー……っん」



すぐ離れた唇

かと思えば再び塞がれる


言葉を発するのも拒否するように
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