幼馴染との正しい距離感
「っ……ふっ、ん……」

「…」

「……んん……っ……」

「…」



段々と深くなっていく口付け



息が、苦しくなって涙がにじむ



薄く開いた目にうつるのは


いつか見たあの熱っぽい表情


「…っ」


射抜かれたみたいに

心臓が

体が


びりびりする







ようやく唇が離れて


酸欠でふらふらの私は

そのままのこーくんの胸に倒れこむ


「…ごめん、嬉しすぎてつい
やりすぎちゃった」
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