幼馴染との正しい距離感
「っ!」


「…もう少し大人になったら
もう一度、必ず言うから」


不意打ちに

また赤くなる私を見下ろして


こーくんは柔らかく笑って


未来の

約束の言葉を口にした



「僕のお嫁さんになってって」




『必ずつむぎちゃんを幸せにするから』



耳元で囁かれた言葉


その声はどこまでも優しくて


甘くて





私は


多分ずっとこーくんには敵わないんだろうなって


でも


それでもいいやって


優しく抱き締めてくれるこーくんに


絶体幸せにしてもらおうって


私もこーくんを幸せにできるように頑張ろうって



微笑みながら思ったんだ

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