幼馴染との正しい距離感
番外編① こーくんの一人称
「……そういえば、こーくん」
「なに?」
「こーくんの一人称、たまに「俺」になるけど
それってなんで?」
こーくんの家で
机を挟んで課題に取り組んでいた私とこーくん
手を休めた時に
ふと前から少し気になってたことを聞いてみた
「…」
にこにこしてたこーくんは
急に笑顔を消して
焦ったように目を逸らして
何故か沈黙
「こーくん?」
「……答えなきゃだめ?」
「気になる」
「…」
……
……
……
「…」
無言の応酬
やがて
私の視線に耐えかねた様子のこーくんは
それはそれは深くため息をついた後に
重い口を開いた
「なに?」
「こーくんの一人称、たまに「俺」になるけど
それってなんで?」
こーくんの家で
机を挟んで課題に取り組んでいた私とこーくん
手を休めた時に
ふと前から少し気になってたことを聞いてみた
「…」
にこにこしてたこーくんは
急に笑顔を消して
焦ったように目を逸らして
何故か沈黙
「こーくん?」
「……答えなきゃだめ?」
「気になる」
「…」
……
……
……
「…」
無言の応酬
やがて
私の視線に耐えかねた様子のこーくんは
それはそれは深くため息をついた後に
重い口を開いた