幼馴染との正しい距離感
「……つむぎはこっちの俺でもいいの?」


私の髪の毛をいじりながら

こーくんはあの声であの表情で

聞いてくる



「……き、急に変わられると……
慣れてないから…」



心臓がきゅうってなって

顔が一気に熱くなって



「…………少し、困る…」


「…ふーん?」


「へっ?こ、こーくん……?」


ぐいっと両頬を固定され

こーくんから顔を背けられないようにされる



「……なら少しつむぎを困らせてみようかな」


「なんで!?」


「困った顔が可愛いから」

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