溺れるほどの愛を

「俺はさ」

「…はい」

「あんな周りを見てない女の人が嫌いなんだよね。
俺の見た目で近寄って、イメージと違うと離れてさ。」

とても儚くて消えちゃいそうな声だった。

「琳さん…!」

「ん?あ、なんか暗くなっちゃったね。ごめんね?」

「大丈夫…です!」

「そっか。あ、莉音ちゃん美味しい?ケーキ。」

「とっても!!」

ここのケーキは評判が良い。
クラスメイトも話してたからちょっと気になってた。

まさか、琳さんと来れるとは思ってなかったから凄く嬉しい…
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