溺れるほどの愛を

少し話でもしようかと言って
琳さんは私との出会いと
好きになった理由を話してくれた。



_____琳さん回想_____



あの日は雨が降っていた。

「はぁ…痛ってぇな…」
その日は先輩の彼女を寝取ったとか因縁をつけられリンチされ
雨の降る中ゴミ捨て場に置いてかれた。

「最悪…彼女って誰だよ…」
動くのもダルい…眠いし…
寝るかな…

「あははのうふふじゃないよ!?
とんでもないよ!?」

「え?そうなの??」

うるせぇな…
その時俺は息をするのを忘れた。
とても長いであろう髪を綺麗な三つ編みにしていて
前髪もながく服装も大人しい
昭和の人だと思った。


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