溺れるほどの愛を


「とまぁ、俺の命の恩人に恋しちゃったってこと!」

「…………」

まさかあの人が琳さんだったとは…
ん?でも見た目違くない?え?

「見た目違うって思ってる?」

「はい…」

「黒髪にしたんだよ。受験あったし。」

「なるほど…」

「あれ以来本当に喧嘩もしてないよ。
高校で莉音ちゃん見つけた時は泣きそうだったよ。
本当に偶然で。俺は無神論者だけど初めて神様いるんだなって思ったよ。」

「褒めすぎですよ」

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