溺れるほどの愛を
その日から私と琳さんが付き合ったのが
瞬く間に広がった。
琳さんは相変わらず私の側でニコニコしてるし
女の子の目線は痛いし
それでも琳さんが守っていたんだと思う。
少し琳さんが席を立ち
「莉音ちゃんちょっと待ってて。」
「うん?」
教室を出て少しすると物凄い勢いで
上級生が私のそばに来て
「あんた琳さんと付き合っての?」
「そうみたいです。」
「こんなブスに?」
「なんか…ごめんなさい…」
「ちょっと来て。」
「…いっ…たい…」
私は三つ編みの所をいきなり捕まれ
引っ張られながら体育館裏まで歩かされた。