溺れるほどの愛を

「さて、莉音ごはん食べて学校行こっか」

「え?」

「朝だよ?」

「あ…そうなの?」

「うん、おいで」

どうやら、かなり寝ていたらしい。
起き上がろうと体を起こすと
首に違和感と共にシャランと音が鳴った。

「あ、莉音それあげるね」

「???」

「俺の使ってたネックレス。俺のって証。変なのには絡まれないはずだよ。」

「でも…琳さんの大事な物じゃない…?」

「いいよ。莉音持ってて。」

「ありがとう…」

そういえば、昨日ママに連絡してないな…
まぁ、いいか。
心配もしないだろうし。
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