溺れるほどの愛を

澄晴くんは私の腰に手を回し

「さぁショータイムや」

私、頑張るのよ。
琳を無事に解放させて
隙を見て逃げよう…

「おい、起きぃや!」

水を掛けられ琳が起きると
私を見て
弱々しい声で

「莉音……」

「琳……」

琳の方に行きたいけど私はいけない。
泣いたらだめ。
心を殺して、莉音。
大丈夫。

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