溺れるほどの愛を
「今日はお前に報告やで〜」
「報告?」
「そやで〜!喜んでくれると嬉しいんやけどな!」
大人に囲まれて私は話をする。
私が話す合図は澄晴くんが腰に力を入れた時。
「なんだよ」
「莉音ちゃん、お前と別れて俺と付き合うんやで!」
「は?頭湧いてんのか?」
「莉音ちゃんは分かってたんや。俺が魅力的なのがな!お前みたいな奴と居るよりいいってなぁ!」
グイッと腰に力が入ると私は
頭で作った理想の女を演じなければならない。
さぁ
声に出す______