溺れるほどの愛を

琳に聞こえない様に小声で私は

「これで満足?」

「ああ完璧。これで俺のものだ。」

「……」

「お前らやれ」

目を手で隠され
その言葉と共に銃声が聞こえ
澄晴くんの手を離すと
心臓の所に何発か拳銃の痕と共に
血を吐く琳が居た。
私は琳の所へ駆け寄り血が着くのも
忘れ琳の拘束を解き
抱きしめた。

< 61 / 82 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop