溺れるほどの愛を
「直ぐには無理。こっちが巻き込んだか「おい、ハデス、」」
「なんだよ」
「俺は気が長い方じゃないんだ。
生まれ変わって安心させなきゃいけない相手がいる。
やっと手に入れたんだ」
「この子の事か?」
近くにあった泉が揺れて莉音が映し出された。
「莉音…」
「本来なら手続きを済ませれば転生し来世になるが、こちらが巻き込んだとなると早くて10年いやもっと掛かる」
「ハンデつけてもらって転生は出来ないのか?」
「ハンデ?出来なくはないが……」
「それだとどれくらいかかる?」
「ハンデ付きなら直ぐ転生できるが…」
「それにしてくれよ。」