FUTURE☆Ｊ☆HERO

始まり

「もうどうでもいい。」この頃の僕の口癖だった。　

この時期の僕はこの人生のつまらなさを実感していた。
つまらないことを毎日毎日繰り返すだけ、勉学に追われる日々、何の希望もない毎日をおくっていた。
あの頃の僕たちは光輝いていたはずだった。馬鹿なことをたくさん話したり、おかしなことなどもおこなっていたし、そして何より数々のドラマがあった。
そう。ぼくらが再会したあの桜の花びらがちっている時期のあの時から・・・・



あの日通学路にはまだ満開の桜が咲いていた。
僕は、そのときはまだ中２だったので学校に行き、クラス発表を見に行くところだった。
その前夜はどんな先生と友達と一緒になるのかとそのことばかり考えていてなかなか寝つけなかったので、通学途中何回もあくびをしていた。
桜の花びらがどんどんと散って舞っている。花の匂いも微かにした。

「お！みらい！！」と、後ろから声がした。

「なんだ。鈴木さんかぁ」と僕はにやっと笑って答えた。鈴木さんというのは名前が鈴木講良(すずきこうすけ)といって、外見が髪の毛が天パーのきのこ頭で、体を少しふくらましたかんじの人で、マイナス思考でたまにたよりになる奴でみんなから鈴木さんと呼ばれるようになっていた。


「今日どうなるだろうね。。・・・あぁなんか腹痛くなってきた。どうしようみらい。。。」と僕になさけない顔で言ってきた。

「大丈夫っしょ！ついてみれば案外いいかもよ。」って僕は鈴木さんに棒読みで言ってあげた。そしたら鈴木さんも

「うん。そうだよね」とワラっていいかえした。