midday crow
嫌だ。

純粋に答えを弾き出した胸を押さえる。

それは嫌だ。

太陽がどんな曲を作ってもいい。

光輝のことでも、メンバーのことでも、あるいは恋人のことでも。

なんでもいい。だけど、太陽の考える曲を形にするのは、自分でないと嫌だ。

心臓の拍動が痛い。

紅羽は唇を噛んでいた。
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