midday crow
ジャン、と曲を締めて、今のはよかった、と太陽はご満悦だ。
そんなふうに曲を合わせて、日が傾き始めたら楽器を片づける。
いつもは駅まで四人で行ってそこで解散するのだが、今日は少し違った。
「紅羽、門限とかある?」
「いや、特には。……なんで?」
「じゃあさー、歓迎会しよ!」
太陽は無邪気に笑う。
紅羽は複雑な心境で、すぐには返事を返せなかった。
そんなふうに曲を合わせて、日が傾き始めたら楽器を片づける。
いつもは駅まで四人で行ってそこで解散するのだが、今日は少し違った。
「紅羽、門限とかある?」
「いや、特には。……なんで?」
「じゃあさー、歓迎会しよ!」
太陽は無邪気に笑う。
紅羽は複雑な心境で、すぐには返事を返せなかった。