midday crow
返事は!?

と目をかっぴらいて催促すると、こくこくと頷きが返ってきた。

よし。いやいいのか知らないけど、まあよしとする。

このことは紅羽にも報告したほうがいいんだろうなあ。

あとで連絡しよー、と思っていると、気軽に爆弾をぶっ込んだ男がいた。

「……よくわからないけど、太陽は烏丸が好きなのか?」

焔ぁ!

今それはいい! 表面化させることじゃない!

鈍いし空気も読めないくせに、なんでそういうことを……!

だが放った言葉は消えない。

ぽかんと太陽が間抜けな顔になっていた。
< 277 / 361 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop