midday crow
「光輝……と、友だち……?」

「まあ、そんな感じ。春、自分の代わりに入ってくれと……手紙で」

「手紙……」

「実は、月に一度連絡を取り合っている」

「え!? 失踪したあとで!?」

「そう。……秘密ね。あ、ちなみに、彩人くんと焔くんは知ってる」

「え!?」

「色々あって、バレちゃった」

「な……」

太陽は絶句している。

「今まで黙っていたこと、謝る」

握りしめる両手に、強い力が込もっていた。
< 292 / 361 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop