midday crow
「一個前の有志のグループがポカして、早めに終わったんだとさ。もうステージ空いてんだけど、出れる?」

「出れる!」

考える間もなく太陽は即答して、目を剥いたのは残りの三人だ。

「待て、突然すぎるだろ」

「いけるって! 昨日だって上手くやったし、それに、早く始めれば少しくらい長引いてもいいだろ?」

「いいよ。問題ない」

「ほら!」

「だからって!」

慎重を期す焔は、なんやかやと太陽を説得しようとしている。

渋い顔をしているのは彩人も同じだ。
< 318 / 361 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop