midday crow
「でドーンってなる!」
全体の音を合わせる。
「ここでタタタンってドラム!」
スネア、タムタムで激しく。
「ビィィンってベース!」
ベースが低くうねる。
「おまえ完璧!」
「太陽くんはもっと表現力を磨いたら?」
まったく。
紅羽は呆れ半分である。
数日、頭を突き合わせて曲を作っているが、八分音符だとか四分休符だとか、具体的な指示が微塵もない。
擬音と手振りで「こう!」と言われても、そりゃあわかるものではなかろう。
全体の音を合わせる。
「ここでタタタンってドラム!」
スネア、タムタムで激しく。
「ビィィンってベース!」
ベースが低くうねる。
「おまえ完璧!」
「太陽くんはもっと表現力を磨いたら?」
まったく。
紅羽は呆れ半分である。
数日、頭を突き合わせて曲を作っているが、八分音符だとか四分休符だとか、具体的な指示が微塵もない。
擬音と手振りで「こう!」と言われても、そりゃあわかるものではなかろう。