midday crow
光輝はアホだが、勘は悪くない。どころか鋭い。

楽しんでいることがバレたのだと思う。

『ふーん。よかったわ。みんないいやつらだろー?』

「おまえの自慢の友だちはよくわかった。なんで黙って消えた?」

『はは、まあ、色々だよ』

声を荒らげてしまいそうになったので、深呼吸を挟む。

その間に光輝が喋った。

『おまえのキーなら大丈夫だったろ? ついでに太陽の作曲も手伝ってやってくれ』

「なに上から目線で命令してんの。吊るすよ」

『ごめんなさい』
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