midday crow
さらりと紅羽の危惧を察するあたり、勘のいい男である。

「……そうかな」

「あのわかりやすい二人だよ? そうだとすると、見てれば気づく」

「……確かに」

妙なところで腑に落ちた。

「俺が分析するに」

司令塔の太陽が使い物にならないので、だべっていても問題ない。

「歌詞にしたいことが多すぎてまとまらないんじゃないかな」

「というと?」

「メンバーの蒸発。味わった絶望感。直後新メンバー加入。それがまた使える人で、今度は未来への期待」
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