俺様社長は、動物愛好家!?(新しく修正終了)

「そりゃあ、当然だろう。
この家は、アダム達が生活するために
建てた家だからな。言わば犬小屋みたいなもんだ」

えっ……えぇっ!?
社長の言葉に驚いてしまう。
犬小屋……この家が?

「犬小屋!?これが……。
それって……本当ですか?」

どう考えても
一般家庭が住むサイズの住宅だ。
まさかの金持ち発言に驚いてしまった。

「コイツらのために建てたが
世話が必要だから俺が一緒に住んでいるだけだ。
なんだ?実家なら豪邸だが、そっちに
住みたかったのか?」

「いえ、そんなつもりは……。
落ち着きますし、ここがいいです!」

慌てて言い直した。
これでも十分我が家より
広いのに……豪邸だなんて想像がつかない。
それこそ、緊張して住めないだろう。

「そんなことよりお腹空いただろう。
今日は、疲れただろうから出前にしよう」

社長が私を気遣って言ってくれた。
そんな……出前とか申し訳ない。

「あ、大丈夫です。私が作りますから」

「しかしだなぁ……疲れてないのか?」

「これぐらい平気ですよ。
待ってて下さい。すぐに作りますから」

私は、そう言うと慌てて立ち上がった。
2人で座っていても緊張するだけだし
何かやっていた方がいい。

「では、頼む……」

「お任せ下さい」

ニコッと笑うとキッチンに向かった。
料理は、自炊をしているし
好きなので出来る。
ただ社長の口に合うか分からないが……。

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