俺様社長は、動物愛好家!?(新しく修正終了)
「ニャー」
ミチルとベルは、ウロウロしているし。
えっと……どうしよう。
とにかく洗わなくちゃあ……。
お風呂用のたらいを見つけると
そこにぬるま湯を入れる。
これぐらいかしら?
そしてミチルを抱きかかえると静かに
浸からせた。
そっと……そっと。
「ニャー」
ミチルは、大人しく入ってくれた。
良かった……大人しい子で。
よし。次は、ベルを……。
ベルを抱きかかえて入れようとするが
怖いのかジタバタと嫌がられる。
「ベル。怖くないから大人しくしてて」
「ふにゃああ~」
怒ったように鳴くと余計にジタバタするので
ツルッと抜けてしまった。
慌てて逃げるからシャンプーや
ボディソープなどを倒して走り回る。
あぁ、散らかして!?
ベルは、まだジタバタと逃げ回っていた。
「ベル。大丈夫よ~逃げなくても
優しく洗ってあげるからね」
隅に逃げたベルをソッと触れようとした。
しかし、興奮したベルは、私の指を
がぶっと噛みついてきた。
思わない噛みつきと痛さに
声にならなかった。
小さな歯なのに、かなり痛くて血が出てきた。